【2017年確定申告】医療費控除の完全攻略ポイント7つ

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確定申告 医療費控除

あなたは今、確定申告において医療費控除をうけることを検討中だと思います。
医療費控除とは、病気や怪我の治療費や、薬局で買った風邪薬などの医療費を、所得から控除する制度です。
かかった治療費の全てを控除できるわけではなく、金額に制限があるので注意が必要です。

ここでは、確定申告時における医療費控除のポイントをお話します。
ぜひ参考にしてください。

もくじ

1. 医療費控除を受けるポイント4つ
2. 医療費控除の対象となる医療費
3. 医療費控除の対象とならないもの
4. 医療費控除に必要な書類
5. 医療費控除の計算方法
6. 保険金などで補てんされる金額は医療費控除から差し引く
7. 確定申告書の医療費控除の記入の仕方
0. 平成29年(平成28年度分)の確定申告におけるマイナンバーの対応について

 

1. 医療費控除を受けるポイント4つ

医療費控除を受けるポイントは以下の4つです。

医療費控除を受けるポイント4つ
  • 自分だけでなく、生計を一にする家族の分の支払いも該当
  • 病気やケガのための入院だけでなく、薬局で買った風邪薬などの医療費も対象
  • 自分と家族を合わせた医療費の合計から、保険等で補てんされた金額を引いたものが「10万円」を超えた場合に、その越えた部分の金額が控除の計算対象
  • ただしその年の総所得金額が200万円未満の人は、10万円ではなく、総所得の5%を越えた部分の金額が控除の計算対象

以下から、詳しくご説明します。

 

2. 医療費控除の対象となる医療費

医療費控除の対象となる医療費は以下の5点です。

医療費控除の対象となる医療費
  • 医師、歯科医師による診療や治療の対価
  • 治療のためのあんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師などによる施術の対価
  • 助産師による分べんの介助の対価
  • 介護福祉士等による喀痰吸引等の対価
  • 治療や療養に必要な医薬品の購入の対価

【具体例】

・かぜの治療のための一般的な医薬品の購入費用
・医師等の処方や指示による医薬品の購入費用
・通院費
・医師等の送迎費
・入院時の部屋代や食事代
・医療用器具の購入や賃借費用
・義手、義足、松葉づえや義歯等の購入費用
・6 か月以上寝たきりの人のおむつ代で、治療をしている医師が発行した証明書(おむつ使用証明書)

 

3. 医療費控除の対象とならないもの

医療費控除の対象とならないものは以下になります。

医療費控除の対象とならないもの
  • 容姿を美化し、容ぼうを変えるなどの目的で行った整形手術の費用
  • 健康診断の費用
  • 疾病の予防や、健康増進のための予防接種などの費用
  • 人間ドックなどの健康診断や特定健康診査の費用は控除の対象となりませんが、健康診断の結果、重大な疾病が発見された場合で、引き続き治療を受けるときや、特定健康診査を行った医師の指示に基づき一定の特定保健指導を受けたときには、健康診断や特定健康診査の費用も医療費控除の対象となります。
  • タクシー代(電車やバスなどの公共交通機関が利用できない場合を除きます。)
  • 自家用車で通院する場合のガソリン代や駐車料金
  • 治療を受けるために直接必要としない、近視や遠視のための眼鏡等の購入費用
 

4. 医療費控除に必要な書類

医療費控除に必要な書類は以下になります。

医療費控除に必要な書類
  • 医療費の領収書やレシート等
  • 医療費の支払先が多い場合や、支払った医療費が高額な場合はその内訳などを記入した『医療費の明細書

※健康保険組合等が発行する「医療費のお知らせ」は領収書にはあたりません。

 

5. 医療費控除の計算方法

医療費控除の計算方法には、合計所得金額(年収ではなく所得です)が200万円以上かどうかで違います。
サラリーマンの方など給与所得のみの場合、所得200万円未満の人とは、おおよそ年収310万円以下の人が該当します。

・合計所得金額が200万円以上の場合の計算方法

一年間(1/1〜12/31)に支払った医療費-保険金などで補てんされる金額-10万円=医療費控除欄に記入する金額

例)所得が200万円以上の場合
・一年間の医療費…302,000円
・保険金で補てんされた金額…157,000円
・差し引く金額…100,000円
・医療費控除欄に記入する金額…45,000円

・合計所得金額が200万円未満の場合

一年間(1/1〜12/31)に支払った医療費-保険金などで補てんされる金額-所得金額の5%=医療費控除欄に記入する金額

例)所得180万円の場合
・一年間の医療費…302,000円
・保険金で補てんされた金額…157,000円
・差し引く金額…90,000円
・医療費控除欄に記入する金額…55,000円

 

6. 保険金などで補てんされる金額は医療費控除から差し引く

医療費控除の計算時には「保険金などで補てんされる金額」は除外する必要があります。
保険金などで補塡される金額とは、次の1から4に当たるものをいいます。

保険金などで補てんされるもの
  • 1. 生命保険や損害保険からの医療保険金や入院費給付金、傷害費用保険金、損害賠償金など
  • 2. 社会保険や共済からの給付金 (出産育児一時金、家族出産育児一時金、家族療養費、高額療養費、高額介護合算療養費など)
  • 3. 任意の互助会からの医療費の補てん

※ 保険金などで補填される金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。

例)
・一年間の医療費…302,000円
・上記のうち大腸ポリープ手術代実費…120,000
・大腸ポリープ手術の保険金で補てんされた金額…157,000円
・差し引く金額…100,000円
・医療費控除欄に記入する金額…82,000円

※上記の場合、保険金で補てんされた金額は157,000円ですが、大腸ポリープの手術代の実費は120,000円ですので、120,000円のみ差し引きます。

 

7. 確定申告書の医療費控除の記入の仕方

確定申告の医療費控除の記入の仕方は以下のとおりです。
第一表と第二表に記入します。

【確定申告書A】

・第一表…医療費控除(18)に、上記5で計算した金額を記入します。
具体的には、一年間の医療費から、保険金で補てんされた金額と差し引く金額(10万円か所得の5%)を引いたものです。

・第二表…(18)医療費控除に、一年間に支払った医療費の総額と、保険金で補てんされた金額の総額を記入します。

医療費A1

医療費A2

【確定申告書B】

・第一表…医療費控除(11)に、上記5で計算した金額を記入します。
具体的には、一年間の医療費から、保険金で補てんされた金額と差し引く金額(10万円か所得の5%)を引いたものです。

・第二表…「所得から差し引かれる金額に関する事項」(11)医療費控除に、一年間に支払った医療費の総額と、保険金で補てんされた金額の総額を記入します。

医療費B1

医療費B2

 

0. 平成29年(平成28年度分)の確定申告におけるマイナンバーの対応について

平成28年度分の確定申告書からはマイナンバーの記入が必要になります。

マイナンバーは、提出する人の番号や法人番号(ある人のみ)だけでなく、控除対象配偶者や控除対象扶養親族の方などのマイナンバーも必要となります。

マイナンバーが記入された申告書を税務署等へ提出する際には、税務署等で「本人確認」が必要です。
本人確認の仕方は、マイナンバーカードや、通知カードと運転免許証など写真付きの身分証明書などで確認をします。

手続の際には、これらの本人確認書類を提示するか、写しを確定申告書に添付をします。
e-taxの場合は、PDFなどにして添付します。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。
医療費控除は、自分だけの医療費だけでなく、家族の分も対象になりますし、薬局で買った風邪薬も対象になります。
しっかりレシートをとっておいてくださいね。

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